40周年という節目の年を迎える『トランスフォーマー』とコラボレーションする、BINGO SPORTSにとっても、キャラウェイ・コンペティションにとっても2024年は特別なシーズンになる。
昨年のGTワールドチャレンジ・アジアのFUJIラウンドでは、C7 GT3-Rにとって、SROが主催するレースで世界初となる優勝を飾った。
しかし、その翌日のクラッシュの方がセンセーショナルな話題として取り扱われ、多くの人の記憶に残っているだろう。
2018年、SUZUKA 10Hoursでの参戦を皮切りに、共に戦ってきたC7 GT3-R。もう2度とレースに出ることはできないのかとさえ思わせるほどのダメージを負っていた。
一緒に戦ってきた5年間の最後が、“ 宙を浮いてる姿で終わるのは違うだろ”という気持ちが沸々と湧き上がってきた。もう一度レースに参戦したい。そのためには車を直さなければいけないけれど・・・。周りからは直せるの？復活できるの？なんて声も多く聞かれた。

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そんな気持ちを後押しするように決まった、「トランスフォーマー」とのコラボ。子供心に覚えているのは、悪と戦うオプティマスプライムの姿と、それを支える仲間たち。どんなに傷ついても、やられても、もう一度立ち上がる姿を、そして最後には勝利へと一歩近づくその姿を心待ちにしていた日々を思い出した。
もう一度立ち上がることの大切さを教えてくれた「トランスフォーマー」とのコラボは、2023年の事故さえも良くできた物語の一部になるためだったのではないかとも思わせてくれる。
「もう、空は飛ばないようにしないと。先ずは、完走すること」と代表兼ドライバーの武井は謙虚で、冗談まじりの発言をする。でもその目の奥は笑ってはいない。

やるからには、勝ちたい。

“やるからには勝つ”その気持ちはチームにも充満している。
欲をいえば愛されるチームにもなりたい。それは、このストーリーの目撃者として、一人でも多くの人と勝利を分かち合いたいからだ。C7 GT3-Rと紡いできたストーリーを、共有できる、忘れられない思い出になる日まで、あともう少し。